2022.09.30お役立ち情報

新型コロナウイルス感染症にかかってしまったら、オンライン診療・オンライン服薬指導の活用を

オンライン服薬指導の様子

だんだんと秋の涼しさを感じるようになり、新型コロナウイルス感染症「第7波」も収束の兆しが出ています。
「第7波」では、感染者や自宅療養者の数が過去最高になり、マスメディアなどでも、オンライン診療やオンライン服薬指導が一層クローズアップされるようになりました。

そこで今回は、新型コロナウイルス感染症に感染した場合、オンライン診療・オンライン服薬指導をどのように利用したらよいのかについてお話します。

自宅で簡単!検査を受ける

検査の判定結果が「陽性」の場合

オンライン診療、オンライン服薬指導の活用

最後に

自宅で簡単!検査を受ける

「37.5度前後の発熱や喉の痛み、鼻水などの症状がある」「他県へ出張の予定がある」「旅行の予定がある」「帰省して親戚に会う」「同居者が新型コロナウイルス感染症に感染してしまった」という場合、新型コロナウイルス感染症のPCR検査・抗原検査を受けようと思う方は多いのではないでしょうか。

そんなとき、自宅でも簡単に検査することが可能です。新型コロナウイルス感染症の一般用抗原検査キットは、ドラッグストアや薬局の店頭で購入できますが、2022年8月31日からはインターネットでも買えるようになりました
当社の全薬局(物販店舗を除く)と、「日本調剤オンラインストア」でも抗原定性検査キットを取り扱っています。詳しくはこちらをご確認ください。

検査の判定結果が「陽性」の場合

もし、自宅などで検査をして判定結果が「陽性」となり、「自覚症状がほとんどない」「少し症状はあるが、通常の家事などは一人ででき、生活に支障はない」という方は、まずは都道府県や市区町村など、お住まいの自治体のホームページや専用の窓口から、自宅療養を行うための情報をご確認ください。

たとえば、ホームページ上で多様な情報の発信を行っている大阪府の場合、トップ画面の右上に「若年軽症者オンライン診療スキームについてはこちらをクリック」というボタンがあります。(2022年9月20日時点)
このボタンをクリックすると、「自宅療養者支援サイト(自宅療養法されるみなさまへ)」というページが表示され、自宅療養に際してどのように対応すればよいのかが記載されています。

大阪府ホームページトップ画面

※大阪府ホームページ(https://www.pref.osaka.lg.jp/

オンライン診療、オンライン服薬指導の活用

特に自覚症状がない方や軽症者の方は、オンライン診療を受けることで、医療機関を直接受診するより早く、自宅にいながら医師による「陽性判断」をしてもらうことが可能です。
それでは、どのようにオンライン診療やオンライン服薬指導を受ければいいのか、コロナウイルス感染症のケースで流れを見てみましょう。

. オンライン診療に対応している医療機関を探す
※ 大阪府の場合は、先ほどご紹介した「自宅療養者支援サイト」から対応している診療事業者が検索できますが、お住まいの地域によって異なりますので、詳しくは各自治体に直接お問い合わせください。
 ↓
. オンライン診療を受ける
オンライン診療事業者の予約サイトなどから、オンライン診療を受ける日時を予約し、オンラインで診察を受けます。ここで医師に陽性判断をしてもらうことができます。
 ↓
. オンライン服薬指導を受ける
お薬が必要な場合は、医師から処方箋を発行してもらい、提携している薬局に処方箋データが送信されます。薬局では、そのデータを基にお薬を準備し、薬局から患者さまへ連絡の上、オンライン服薬指導を行い、その後、自宅へお薬が届きます。
※新型コロナウイルス感染症の陽性者の場合、お薬代や配送などの費用は国の負担となりますので、患者さまがお薬を受け取るときに費用を支払う必要はありません。

なお、新型コロナウイルスに感染していなくても、オンライン診療・オンライン服薬指導を利用することが可能です。
診察からお薬の受け取りまで、外出せずに自宅で完結できるため、新型コロナウイルスや、これからの時期に心配なインフルエンザなどの感染予防にもつながりますのでおすすめです。

当社では、オンライン診療を実施している医療機関を検索できる「NiCO(ニコ)ナビ」や、お持ちのスマホやパソコンを使って、自宅で薬剤師からお薬の説明を受け、お薬を受け取ることができる「NiCOMS(ニコムス)」というサービスがありますので、今回はその使い方をご紹介いたします。

NiCOナビ・NiCOMSの流れ

. オンライン診療・オンライン服薬指導検索システム「NiCOナビ」(https://nico-navi.nicho.co.jp/)の「検索を始める」をタップ
現在地から、または「診療科目」「キーワード」「診療予定日」などの項目から医療機関を検索・選択できます。
 ↓
. オンライン診療の予約を取る
 ↓
. 予約した日時にオンライン診療を受ける
 ↓
. ご希望の薬局や日時を選択し、オンライン服薬指導の予約を取る
 ↓
. オンライン服薬指導を受ける
 ↓
. お薬が自宅に届く

このように一つの検索サイトよりオンライン診療とオンライン服薬指導の申し込みをまとめておこなうことが可能です。
※初めてご利用の方は、オンライン服薬指導システム(ニコムス)の登録が必要です。

最後に

いかがでしょうか?抗原検査で新型コロナウイルス感染症の陽性となり、自宅療養を行う場合でも、自治体によっては、自宅にいながら「陽性判断」から「お薬の受け取り」までオンラインで完結することが可能です。
なかには、「オンラインやITに苦手意識がある…」「今までやったことのないオンラインを使うのは抵抗がある…」と思う方もいらっしゃると思います。しかしながら、実際にオンライン診療やオンライン服薬指導を利用した方からは、「意外と簡単に使えて便利だった」という感想をいただくことが多いです。

抗原検査で「陽性」と結果が出た場合は、一度、都道府県や自治体のホームページを確認してみてください。外出せずにオンラインで完結できる、オンライン診療・オンライン服薬指導を利用する機会があれば、ぜひお試しいただくことをおすすめします。

日本調剤が提供するオンライン服薬指導サービス「NiCOMS(ニコムス)」のご利用はこちらから