2016年に始まった「かかりつけ薬剤師」制度。皆さまは自分の「かかりつけ薬剤師」をお持ちですか?
今回は、「かかりつけ薬剤師」のメリットとオンライン服薬指導の活用についてご紹介します。
「かかりつけ薬剤師」制度とは
患者さまに薬剤師を指名していただくことで、毎回同じ薬剤師が「かかりつけ薬剤師」として担当することになります。1名の患者さまに対して、1名の専属の薬剤師が対応する制度です。
―「かかりつけ薬剤師」をもつには?
薬局で「かかりつけ薬剤師」を指名します。国が定める一定の要件を満たした薬剤師の中から、ご希望の薬剤師を1名指名していただきます。同意書に署名をいただくことで、次回から担当いたします。かかりつけ薬剤師がやむを得ない理由で対応できない場合は、かかりつけ薬剤師と連携する薬剤師が代わって担当させていただきます。
―費用はかかる?
お会計の際、「かかりつけ薬剤師指導料」として、60~100円(3割負担の場合)ほど追加でご負担いただくことになります。
―「かかりつけ薬剤師」は変更できる?
お申し出いただくことで変更できます。1カ月単位で変更可能で、月内の変更はできません。新しい「かかりつけ薬剤師」によるサポートの開始は翌月以降からとなります。
「かかりつけ薬剤師」をもつメリット
(1)いつも同じ薬剤師がお薬のことをまとめて把握
患者さまが複数の医療機関や薬局で受け取ったお薬や市販薬、健康食品、サプリメントなどをまとめて把握し、重複したお薬が出ていないか、お薬の飲み合わせや食品との相互作用がでていないかなどを確認し、お薬の服用に際して注意点などをアドバイスします。
(2)体調変化の確認や、薬の管理も万全に
過去の服薬記録も含めて、患者さまの服薬後の経過を継続してチェックしていきます。患者さまのお薬の効果や体調の変化をみて、必要に応じて医療機関へ連絡も行います。
また、余っているお薬が多数ある場合、次回の処方調整を提案したり、ご自宅でのお薬の確認・整理を行うこともあります。
(3)夜間や休日でも、いつでも相談できる
患者さまの服薬状況をよく理解した薬剤師として、お薬や健康維持に関するご相談などにお応えします。夜間・休日など、ご利用されている薬局が閉まっている時間帯でも、お薬についてのご相談などを承ります。
さらに!マイナンバーカードの活用で、かかりつけ薬剤師の役割を強化できます。
2021年3月からマイナンバーカードを健康保険証として利用できる「オンライン資格確認」がスタートし、薬剤師は患者さまの同意に基づいて、服用中のお薬情報や40歳以上の方の特定検診情報、診療の情報の一部が閲覧できるようになりました。服薬情報を継続的に管理させていただくことで、かかりつけ薬剤師として患者さまの健康をサポートいたします。
「かかりつけ薬剤師」のご希望やご相談は、日本調剤の薬局へお気軽にお問い合わせください。
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オンライン服薬指導でも、「かかりつけ薬剤師」の活用を
「かかりつけ薬剤師」はお薬のこと、健康や体調の気になることを相談できる健康管理のパートナーです。
ご自宅と薬局の距離が遠い場合でもオンラインであれば、かかりつけ薬剤師から服薬指導を受けられます。引っ越しなどの理由で、「かかりつけ薬剤師を変更しなければいけないの?」とご心配の方には、「オンライン服薬指導」の活用がおすすめです。
日本調剤の薬局では、オンライン薬局サービス「NiCOMS(ニコムス)」を利用したオンライン服薬指導サービスを提供しています。ぜひ、ご利用ください。
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